「何もなかったところから、塗装で人生が変わった」

正直に言います。
昔の私は、下請けの職人として、ただ言われた通りに塗るだけの日々を送っていました。

朝早くから現場に出て、休む間もなく働く。
でも、どんなに丁寧に仕上げても、名前が表に出ることはありません。
感謝の言葉をかけてもらうのは、いつも元請けの会社でした。

報われない。
けれど、家族を養うためには働くしかない。
そんな気持ちで、35年——がむしゃらにやってきました。

💥ある時、すべてを失った

いつものように現場で作業していたある日、
ふとしたきっかけで、お客様が元請けに支払っている金額を知りました。

「あれ？そんな金額を払わなくても、自分ならもっと誠実に、もっと丁寧にできるのに…」

私は、その瞬間、何か大切なものに気づくと同時に、これまでの努力が報われていなかった現実に、悔しさがこみ上げました。

もちろん、大手に頼むことで得られる安心感があることは、十分に理解しています。
でも、トラブルや質問があったとき、現場に駆けつけるのはいつも私たち下請けの職人です。

窓口は大手かもしれない。
けれど、塗装という“家の寿命を左右する重要な仕事”の核心を担っているのは、現場に立つ私たちです。

「もう、誰かに頼るのはやめよう。自分の力で、信頼される仕事をしよう。」

その時、腹をくくりました。

お金も人脈もありません。
でも、技術と想いだけは誰にも負けない。

もちろん、独立した当初の収入はゼロ。
現場もなければ、仕事もない。

家族を支えられない自分が情けなくて、悔しくて。
あのときが、人生で一番のどん底だったと思います。

🌱 それでも、ゼロからの再出発

チラシを自分の手で配り、
知り合いに頭を下げて、少しずつ現場をもらいました。

1件1件、目の前のお客様に全力で向き合い、
仕上がりに魂を込めて、必死に塗りました。

ある日、お客様がこう言ってくださいました。

「あなたに頼んで、本当によかった。家が生まれ変わったみたいです。」

その言葉に、思わず涙が出ました。
報われた気がしたんです。

「人の役に立てる仕事を、自分の名前でやっていけるんだ」と、初めて実感しました。

🏡 今、あなたに届けたいのは——

私は、ただ“家を塗る”だけの職人ではありません。

家族の思い出を守り、10年後も誇れる住まいを仕上げること。
それが、私の仕事です。

「どこに頼めばいいかわからない」
「変な業者にあたって後悔したくない」

そんなあなたのために、心を込めて施工します。

✨ “どん底”を知っているからこそ、妥協しない。

塗装で、人生を変えることができました。
だからこそ、私は手を抜かないし、言い訳もしません。

今では、浜松で多くのお客様からご紹介をいただくまでになりました。
でも、あの頃の初心は今も忘れていません。

一軒一軒、真剣に。目の前のお客様を大切に。

それが、私の原点です。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

気になることがあれば、お気軽にお問い合わせ下さい。
遠州興装 代表より。